大和を訪ねて尾道路

2006年2月4日(土)
平成17年の年末から上映された、映画「男たちの大和/YAMATO」。 ハードな戦闘シーンばりばりのいかにもな戦争映画とは違って、人間ドラマ的な仕上がりに興味深く観ることができました。 映画の効果もあってか、昨年からオープンした呉の「大和ミュージアム」、尾道の「原寸大セット」と共に予想を上回る入場者だそうです。 広島ジモピー(死語?)ならば、1回は見にいかにゃぁ〜いけんでしょ・・・ってことで、エクシーの年間行事予定が決まらないうちに、「勝手に自主企画」で参加者募集したぢゅごんでした。
呉の「大和ミュージアム」は既に見に行ってきたので、今回は尾道の「原寸大セット」と2箇所のロケ地巡りをサイクリングで行おうではないか!締めくくりは「尾道ラーメン」でどうよ!?と持ちかけたら、あっと言うまに定員の9名(ぢゅごんの管理できる限度のため)の参加者が集まってくれました(^^)
今回の参加者は、どらチャン・マダムさん・秀さん・うっつさん・チーさん・ボギーさん・イッシーさん・ノーステール&ぢゅごん夫妻です。当日はえらい寒くなりそうとの予報に心配しているのに、追い討ちをかけるように前日の夕方から市内・郊外と雪が降り始めたではないですか! うわぁぁぁぁ〜〜〜誰じゃ〜、誰じゃ〜、エクシーの雪男は誰じゃ〜〜と怨んでいたにもかかわらず、尾道に着くと良いお天気(^^) 気温はかなり低いけど、おてんと様が出てくれているだけでもありがたいありがたいと、空を拝みながら出発!!
こちらが尾道のフェリー乗り場から眺められる、向島の「原寸大セット」です(ちょっと分かりづらいですが)。 目と鼻の先なので、甲板にいる観光客まで良く見えます。 よぉ来たのぉ〜、早く向島に渡りんさい〜〜と言ってくれているかのように、おてんと様がぢゅごんを照らしてくれます。
向島側のフェリー乗り場に、ものの数分で到着しました。 おお!おてんと様の歓迎光線がますます強くなってきましたよ。 ここから歩いても10分ぐらいで、セットの入口に辿り着くことができます。
入口の駐輪場に自転車をとめて、そこから送迎バスに乗り換えます。 セットは日立造船の敷地内にあるので、辿り着くまでにバスの中から造船工場の様子を見ることができます(工場は現在使われていません)。 さあ、着きました! 少し早めの朝なので、観光客もそれほど多くはありません。
階段を上がってまず大和の舳先が、どーん!と出現しました。 す・・すごい。おっきい! ぢゅごんは船乗りの娘なので、小さいころから何度も目の前でタンカーを見てきましたが、それでも圧倒されます。 これがセットだからと言うのもあるんでしょう。 良く造ったなぁ〜〜〜と感心しないではいられません。 舳先に付いている菊の紋章は「菊花紋章」と呼ばれ、実物は24金でコーティングされていたそうです。 う〜ん、それで指輪が何個出来るんだろうと思わずにはいられません! 因みに、菊花紋章がついているのは、軍艦である証拠。 それ以外の・・・潜水艦などにはついていないんだそうです。
ここがポスター等で、海軍兵と上官が向かい合って敬礼をしているシーンに使われた甲板です。 測距儀部分・・・「宇宙戦艦ヤマト」で、艦長や操縦者が乗っていた辺りの部分とでも言えましょうか・・・がありませんが、耐久性の問題もあって、セットで造れるのはここまで。 あとはCG処理で仕上げたそうです。 実はこれ、全てベニヤで出来ているんですよ! うまく塗装されていて、遠目に見ると鉄製と変わりませんが、近づいてよく見ると化けの皮が剥がれちゃうんです(^^) そんな粗探しも、1つの楽しみです。
甲板部分の説明を読んでいます。中心部分は杉板使用で、前側はベニヤ板とのこと。 へたり度が高い所のみ、良い材質を使ったと言うことかな・・・
じゃーん! これが大和のシンボルとも言うべき「94式45口径46センチ砲塔」です。 おっき〜〜〜い!!のひとことしかありません。 この部分だけで、駆遂艦1隻の重さがあるんだとか・・・因みにこれで発射すると、呉〜広島まで楽々届くそうですよ(@o@)
映画のワンシーンが展示してありました。その写真の反町君に見とれている・・・のではなく、左側の説明を読んでいます。 大和の周辺には、大和を守るように9隻の戦艦がいましたが、残ったのはたった3隻だったとか・・・
こちらは96式29ミリ三連装機銃というものです。 戦闘シーンで松山ケンイチ君や、中村獅童君たちが任された所でした。 メイキング映像で見てみると、銃の後ろ側から押して引いての動作を繰り返し、いかにも発砲の振動みたいに見せているのが笑えました(^^)
それにしても・・・
ホントに良く出来ていますね・・・・
この辺りの担当を美術さんと言うんでしょうか? 企画から始まって完成まで、どれだけの苦労があったんでしょうね。
セットの下部分です。 鉄筋でしっかりと支えられていました。 殆ど建物ですね(^^)
セットの左側・斜め後ろからの様子です。 大和は左側ばかりに攻撃を受け、傾いて沈んでいきました。 映画も左側のシーンが多いです。
セットに隣接する「圭ちゃん食堂」にて、おどけるぢゅごんとマダムさん。 ここは、ロケ中の俳優・スタッフの方たちが毎日食事をした所です。 もしかしたら、テーブルのどこかに出演者の指紋が残っているかもぉ〜〜〜と考えたのは、私だけではないはず・・・ お店のおすすめ「大和カレー」を食べましたが、他に尾道ラーメンや、中華まんなど色々ありました。 部屋の半分はおみやげ物屋さんになっています。
セットから眺める尾道の町並みです。 雲はかかっていますが、真っ青な空! 左上に尾道城が見えましたが、今にもおっこちそうに建っているので、地震が来たら危ないんじゃないかなぁ・・・なんて心配してしまいました。
さて、おなかも少々満たされて次の目的地「岩子島の厳島神社」に向かいます。 主人公の青春時代のシーンに使われた所です。 後ろに見えるのが、向島〜岩子島にかかる橋です。 ちょうど塗り替えて間もない頃だったので、はっきりとした赤になっていました。青空に映えてとても綺麗です。 でも、気温はなかなか上がりません。 海岸沿いで風もあるので皆も寒そうです。 止まったら凍えるでぇ〜〜〜と、記念撮影後すぐに走り出します。
適度な追い風でスピードが上がり、良い感じで走れます。 少しすると・・・あったぁ!! 見えてきました、スクリーンで見たとおりの鳥居がっ!!
おお〜これじゃこれじゃ〜〜〜と感動しつつも、見渡す限りの砂浜で自転車には乗れそうにありません。 真っ先にノーステールさんが「さあみんな!シクロクロス岩子島ステージだよ!」と叫んで、ロードを抱えて行ってしまいました。 皆もそれにわらわらと続きます。ぢゅごんはズボズボ砂にめり込みながら押して行きます。 岩子島でもおてんと様が歓迎光線を放ってくれました。 今日はホントにいい日だぁ〜〜〜〜〜〜!
この浜辺では青春時代の他に、ヒロインと主人公の母親が敵機グラマンに狙われ、逃げるシーンも撮影されました。 ヒロインの蒼井優ちゃんとは似ても似つかないぢゅごんですが、映画のワンシーンと同じポーズをとってみます(^^;) 奥に見える古い民家も、ちょっと手直しされて撮影で使われていました。 画像には映っていませんが、鳥居をまっすぐ奥に行くと神社があります。 旅の安全を祈って、皆でお参りします。
神社をあとにして再び向島に渡ります。 それにしてもご覧ください、ぢゅごんのこの着ダルマ状態! アンダーウェア・ジャージ2枚・ウインドゥブレーカーの上に厚手のパーカー。 下はフリースの長いレーパンにズボンを重ねてまだ寒いんです!
これから串の浜に渡るフェリー乗り場に向かいます。 ちょっとしたアップダウンが続いたので、練習不足のぢゅごんは上りであっと言う間に皆に越されてしまいます。 う〜ん、今日は担当者のペースに合わさなかった人は罰金!とスタート前に言ったのですが、皆坂を前にすると血が騒いで忘れちゃうのね・・・
ここではとっても小さな可愛らしいフェリーに乗りました。 車がやっと2台乗るくらいの大きさです。 料金を払おうとしたら、操縦していたおじさんがなんと団体料金におまけしてくれました。 やっぱり今日はいい日だぁ〜〜〜と、ボギーさんもニコニコです。
最後に巡るロケ地は、主人公が帰省するときにバスの乗り降りで使われた場所です。 CMでもヒロインが特攻に行く主人公に手を振り続けるシーンが一瞬流れますが、背後に映っている漁村がここなのです。 それらしい通りにははいったものの、ここだぁ!と言うスポットが分かりません。 少ししてノーステールさんが見覚えのある小屋を見つけて「ここだ!」と言いました。
このぐらいの角度で撮影されていました。 映画では左側の民家を塀で隠したり、皆の立っている位置に当時のバス停を置いたり、アスファルトに全て砂利を敷き詰めて60年前にタイムスリップしたかのようになっていました。
こちらが反対側です。 主人公がヒロインにバスから手を振り続けるシーンに使われました。 この道ぜ〜んぶ砂利を敷いて、民家もそれらしくしたんですよねぇ・・・・びっくりです! よ〜っく見ないとロケ地だったかどうかさえ、見逃してしまいそうでした。
串の浜を終えて、デポ地の尾道に戻りました。 一通り自転車を積んで、最後の目的の尾道ラーメン「朱華園」を食べに行きます。 セット見学の時に食べたカレーは午前中だったし、その後ちょこっと補給はしていたにもかかわらず、ものすごいお腹のすいた冷えきった体にはとっても美味しくいただけました(^^) 寒かったけど良いお天気でトラブルもなく、楽しいツーリングで終わることが出来たのが何よりでした。
今回訪れた「大和原寸大セット」最初は3月末ぐらいまでの公開でしたが、予想を上回る入場者に5月7日までの延長になったそうです。 そして映画「男たちの大和」もロングラン決定になりました。 呉の「大和ミュージアム」も週末になると、観光客がどっと増えています。 ここでは本物の零戦や人間魚雷などが展示されていて、実際それに乗っていた人たちの遺書や、こっそり録音していた遺声(?)を聞くことができます。 そうしたものを見ていると、やっぱり本当は参戦したくなかったんだなぁ・・・とか、自分がこの当時の同世代の人たちと比べてどうだろうか・・・とか、色々と考えさせられます。
数年前ここにミュージアムができるとの看板を見たときは、正直言って「大丈夫なのかなぁ〜」と思っていました(^^;) でも、老若男女に楽しめるところなので、大成功だったな〜と思いました。