おまめ島ツーリング

2002年 9月29日(日)


 おまめ島・・・、漢字で書くと「小豆島」、そう二十四の瞳で有名な「しょうどしま」へ1年ぶりに行ってきた。今回は寒霞渓を西から登るルートにしてみた。激坂が待ちうけているが果たしてどうなるか?エクシー3名(どらチャン、ひろさん、ノーステール)で挑んできた。

 小豆島は広島から遠い、おまけにフェリー利用となるので早朝の出発となる。4時にひろさんと、4時30分にどらチャンと待ち合わせ東広島市西条を出発、6時50分に新岡山港に着く。港横の駐車場にデポする。ここの駐車場は1日500円と安く、しかも空いているので便利が良い。
 用意を済ませ7時20分発のフェリーで小豆島に向かう。
新岡山港

 早朝の便なのでフェリーは空いていた。好きなところに座りくつろぎモードである。
フェリー内
 地図を広げ今日のコースを確認する。どらチャンが1週間前の耐久レースから乗れていないので無理をせずに行けるところまで行くことにし、岬の分教場から北のルートにするか南のルートにするかはその時の様子によることにする。(北のルートはアップダウンの続く海岸線で距離も伸びハードである。)

 フェリーは70分で小豆島土庄港に到着する。用をすませて8時40分『おまめ島ツーリング』に出発する。
土庄港

 最初に目指すは世界一狭い海峡の土渕海峡だ。港から約1kmと近い。

土渕海峡
 小豆島と前島の間にある延長2.5kmの海峡で、幅が最大400m・最小9.93mと世界一狭い。見た目は運河に見えるがギネスにも認定されているからスゴイ。

 道が県道26になると寒霞渓への上りとなる。前半は斜度も緩く上り易いが、後半の激坂に備えてゆっくり上る。
上りの始まり

 170m上ると右折して県道27へと移る。県道27は「小豆島スカイライン」と呼ばれていて景色の良いところが多い。苦しい登坂だが景色を眺めつつのんびり上る。(と言ってもスプリンターのどらチャンには辛そうだが。)

銚子渓の奇岩
 上り始めて約6kmで銚子渓に到着する。付近には奇岩が沢山あり面白い。

中間地点「銚子渓」
 銚子渓の標高は320m、美しの原まであと450m残っている。しかも距離は4kmだから平均勾配は10%を超えることになる。途中には18%の激坂や非常避難帯もあり、そのすごさが分かる。激坂に備えて銚子渓で休憩をとる。
激坂の標識恐怖の砂場

 さー先へ進もう。普通の急坂と激坂が交互にやってくる。ペースを乱さないようこつこつ上る。ノーステールの自転車には34×26のギヤがセットされているのでそれほど苦にせずに上ることが出来るが、あとの二人は辛そうだ。みんな頑張れー!!

 この写真はちょっと大袈裟、でも気分的にはこんな感じ。
がんばれどらチャン

 最後の激坂もあと僅か、ひろさんラストスパートで上る。

 そして辛い坂を上り切ると・・・、ご褒美の大絶景だ!!
四方指展望台寒霞渓方面
 ここは美しの原「四方指展望台」(標高777m)、立木もほとんどなく素晴らしい眺望を味わうことが出来る。観光客もあまり来ないのでのんびりとすることが出来るのが良い。

 眺望を楽しんで今度は寒霞渓ロープウェイ山頂駅の嶮岨山へ向かう。一旦200m下り、50m上れば到着する。先ほど激坂を上っているので楽勝で着ける。
 さすがにこちらは観光客が多い。ただ、トイレ・売店などがあるので何かと便利は良いが。
嶮岨山
 ここには「かわら投げ」があるのでひろさんとノーステールが挑戦してみる。手摺から数メートル先の小さな輪に向けて投げるのだが、かわらは小皿の形をした素焼きの粗末なもので、まっすぐ投げるのが難しい。
かわら投げに挑戦!
 ひろさん、果敢に投げるもすべてはずれ・・・。ノーステールはと言うと、なんと2投目に輪を通過!奇跡です。うれしいです。喜びました。

 山頂広場を歩いていると「オリーブソフトクリーム」を発見!迷わず食してしまった。普通のソフトの味にオリーブの香り、う〜ん、面白い。
オリーブソフトをゲット

 寒霞渓の素晴らしい景色を楽しんだ後、再スタートする。だらだらの登坂を100mこなすと待望のダウンヒルの始まりだ。内海町草壁までの標高差700m下る。ここは県道29で「ブルーライン」と呼ばれていて、スカイラインに負けず劣らず景色は良い。

 ▼DHの動画[太陽の丘付近] (マウスカーソルをポイントしてください。)
 

 気持ち良い下りを終えると内海町の町中に入る。交通量も多くなるので気を付けて走行する。

 国道を離れ内海町の古い街なみを抜けると醤油の匂いと共に古い蔵が現れる。日本三大醤油のひとつ「マルキン醤油」である。文化財に指定されている蔵は趣があり、観光客も多く訪れている。ここには資料館と醤油ソフトがあるが次回の機会と言うことで先を急ぐことにする。
丸金醤油

 次の目的地は映画二十四の瞳で有名になった『岬の分教場』だ。小豆島に来たらここを訪ねないわけにはいかない。去年来たときにも訪れたがとても心が和む場所である。

 交通量も少ない県道249を約6km進むと『岬の分教場』に到着する。入口に大きな看板がないのでうっかりしていると通過してしまうので注意が必要だ。
田浦分校

 1902年に建築された校舎は、1971年に廃校になった当時の姿を残しており、40歳前後の我々にとってはとても懐かしい雰囲気を漂わせている。今回で2度目の訪問だがやはり良い、楽しいぞー!!
校舎内授業中・・・

下の写真は映画のワンシーンである。
―― 昭和3年の春、海辺の寒村からほど遠い岬の突端にある分教場に、大石先生は自転車に乗ってやってきた。――
そう、大石先生はツーキニストだったんですね。
大石先生は自転車通勤

 過ぎ去りし遠い日々に思いを馳せながら次へと進む。今回は映画村をパスすることにする。
一旦、内海町の町中まで戻る。讃岐うどんの店で昼食を摂り、調子もまずまずなので北ルートへと走り出す。途中、数組の自転車チームとすれ違う。気候の良い日は小豆島はツーリングのメッカになるんだなと感じる。

 島の東側は小さいアップダウンの続く海岸線の道路である。しかし、交通量が少ないのと景色が良いのでとても走りやすい。左手には嶮岨山の奇岩が、右手には瀬戸内海播磨灘が美しい。
嶮岨山景色最高!
 途中には大阪城築城時に石垣用に切出された採石場あとが多く残されている。そう、ここ内海町は石の町でもあるのだ。町内にはとても大きい採石場が各所にある。
大阪城築城残石

 島の北側の道路に入るとアップダウンは少なくなり兵站路が主になってくる。となるとスプリンターどらチャンの出番だ!一気に前に出てみんなを引く。良い感じだ。とても練習してないとは思えない走りだ。やはり自転車野郎なんだね。

 県道26を西へと進んで行くと道の駅「大阪城残石記念公園」に着く。ここには、資料館があり無料で拝観できる。となれば見ないわけにはいかない。石垣を切出すときの使われたハンマー、のみ、いかだなどを見てまわる。結構見ごたえがあり有料でもいいほどの内容だ。
大阪城残石大阪まで運んだいかだ館内

 のんびりとした後、再スタートする。県道253を進み島の北西部を走る。古い漁村を何箇所か抜けて行くと、やがて土庄港が見えてくる。
土庄港

 さー、ゴールは目の前だ。交通量も増えてくるので事故をしないようのんびり走る。そして再び土渕海峡を渡り土庄港に15時45分にゴールする。距離は98kmだった。フェリー出発まで時間があるので港でのんびりする。
土庄港、到着

 おっと、今年もありました、観光バスのボンネットバス。小豆島には良く似合う。
ボンネットバス

 お土産を買って16時30分のフェリーで小豆島を後にする。
遠ざかる小豆島
 乗客は結構いたが椅子は沢山空いており長いすに陣取る。朝早かったためとても眠い。ごろんと横になり睡眠をとる。あたりを見渡すとみんなお疲れモードだ。岡山までゆっくり休もう。

 今回は小豆島の北側半分を走ったことになる。車が少なく景色も良い、ツーリングにはもってこいの道で、とても面白かった。次回は南側の半島も含めて走ってみたいものだ。